【産後の方必見】産後のゆがみと骨盤矯正の必要性について解説
こんにちは
はり・きゅう・マッサージ院 翔です(o^―^o)ニコ
産後骨盤矯正ってよく聞きますよね?
産後は、骨格がゆがみやすいとか、骨盤を安定させると産後の悩みが減るとか…
実際のところ、いつ身体がゆがんで、どのくらいゆがんだら危険なのかが分からないと思います。
そんな疑問に、一つの回答としてこの記事を書いていきます。
目次
- ○ 産後に身体がゆがむって本当?
- ・一番ゆがむのは、分娩台を降りるとき!
- ○ ゆがむ原因3つの解説
- ・1・妊娠中の運動不足による筋力低下
- ・2・出産の際に出るホルモンの影響で骨盤が緩んでいる
- ・3・赤ちゃんがお腹から出たあとの空間はまだ戻っていない
- ○ 骨盤の開き、ゆがみをどうにかするには・・・
- ・筋肉を鍛える
- ・骨盤ベルトを巻く
- ・骨盤矯正をする
- ○ 身体のゆがみは本当に妊娠後から出てきたの?
- ○ まとめ
産後に身体がゆがむって本当?
産後身体がゆがむ、骨盤が開くから矯正をしなくてはいけない!ってよく聞きますよね。
果たして本当ににそうなのでしょうか?
当院が提携している、助産院NORIKOを経営している北永紀子先生に聞いてみました!
一番ゆがむのは、分娩台を降りるとき!
タイトルにある通り、一番ゆがむのは分娩台を降りたときです。
それは何故かというと・・・
1・妊娠中の運動不足による筋力低下
2・出産の際に出るホルモンの影響で骨盤が緩んでいる
3・赤ちゃんがお腹から出たあとの空間はまだ戻っていない
大きくこの三つが原因となります。
分娩台を降りるときは、この三つの要素が重なりあって、ゆがみを引き起こすわけです。
この三つについては、下で解説していきます。
ゆがむ原因3つの解説
1・妊娠中の運動不足による筋力低下
妊娠中は、なかなか普段できていたことでも大変になってしまいます。
そして、安静にするように言われたり、周りの方が手伝ってくれたりします。
それは悪いことではないですが、どうしても筋力が落ちてしまい、ガニ股で歩いたり、普段していたことをしなくなってしまいます。
すると、どんどん身体を支える力がなくなっていき、骨盤のゆがみへと発展していきます。
さらに、筋力が落ちると産後太りや腰痛などの原因にもなります。
筋力は維持しながら、出産に臨みたいものですね(^▽^)/
2・出産の際に出るホルモンの影響で骨盤が緩んでいる
出産にはエストロゲン、オキシトシン、プロゲステロン、リラキシン、プロラクチンなど多くのホルモンが関与します。
その中で、プロゲステロンとリラキシンが骨盤の緩みに関与してきます。
〇プロゲステロンは、出産後すぐに大きく減少します。
〇リラキシンは妊娠三か月から分泌が始まり、出産後半年ほどかけて減少します。
このホルモンは、骨盤をつないでいる靭帯を緩めることで、骨盤の容積を大きくしています。
よく「骨盤が開く」と言われるのは、容積が大きくなっていることを表しています。
ただ、靭帯が緩んでも骨盤は何センチも開くわけではありません。あまり開くと脱臼してしまいますからね、
緩んだ身体を何もせず動かしていると、バランスが悪くなっていき、ゆがみが出来上がるわけです。
緩んだ身体を支えるのは筋肉です。
ホルモンの関係で産後は、どうしても緩んでしまうのは仕方ありませんが、筋肉で支えてできる限りゆがまないようにしておくといいですね。
3・赤ちゃんがお腹から出たあとの空間はまだ戻っていない
赤ちゃんが今まで約280日(40週)住んでいた空間は、すぐには戻らず、内臓やその他の期間がもたれてきます。
ぎゅうぎゅうに詰め込んだ、押入れの下のものだけ取ったようなイメージです。
上や横からなだれ込んできた、内臓などは一気に骨盤のもとへ押し寄せます。
緩んだ骨盤に内臓がもたれれば、支え切れずに歪みが出来てしまうんです。
これに関しては、どうしようもないですが、産後の過ごし方次第で良くも悪くもなります。
骨盤の開き、ゆがみをどうにかするには・・・
約十か月かけて少しずつ赤ちゃんを産むために変化した身体は、すぐには戻ってくれません。
ホルモンの減少や日常生活を正常に送れるようになり、次第に治っていくものです。
回復を少しでも早くして、身体の負担を減らすには次のような方法があります。
筋肉を鍛える
妊娠中に弱った筋肉を鍛え、妊娠する前にあった筋力に戻してあげることが、特に重要です。
無理に運動をすると、弱った体に大きな負担がかかるため、まずは軽いストレッチなどから始めていきましょう。
筋力をつけておかないと、後に紹介する骨盤矯正の効果も薄れてしまいます。
左右でアンバランスな筋肉がつくと、余計に身体のゆがみが大きくなるので要注意です!
骨盤ベルトを巻く
トコちゃんベルトなどの骨盤を支えて、締めてくれるアイテムを使うのも効果的です。
出産後すぐは、なかなか身体が思い通りに動かなかったり、骨盤を緩めるホルモンの量も多いので、物理的に締め上げ、支えてあげることも重要です。
あまりにもずっと締めていると、筋力が鍛えられないこともあります。さらに、着ける場所が悪いと股関節に影響が出たり、まったく無意味になってしまうのも注意が必要です。
正しい巻き方は、近くの助産院などで実際に教えてもらうのが一番です。
動画を見るのもいいですが、細かい位置関係やコツを体感できるので、やはり実際どこかでやってもらった方が良いと私は思います。
骨盤矯正をする
骨盤を手っ取り早く元の位置に戻すなら、骨盤矯正が一番いいでしょう。
しっかり体を見てくれる先生であれば、骨盤だけでなく、今ある症状すべて相談できるのもいい点です。
ただ、一回すれば骨盤が元通りになるわけではないので、少し時間をかけて何回か矯正を繰り返していく必要はあります。
院によってやり方は様々ですので、一度気になる院に相談し、どのくらいの期間かかるのか、費用はどのくらいかかるのか、子どもは連れて行っていいのかなど相談してみてください。
骨盤矯正をしなくても、ホルモンや筋力の関係で自然に治る方もおられますので、出産した方全員が受ける必要はありません。
身体のゆがみは本当に妊娠後から出てきたの?
今回解説したのは、妊娠後のズレの話ですが、かなりのケースで妊娠より前から身体のズレがあり、それが出産を経てひどくなってしまっています。
もちろん出産後のケアは大切です。
しかし、そればかりではなく、身体のズレは日常生活を普通に過ごしているだけでも出来てしまいます。
そして、身体のズレは、不妊の要因の一つになったり、難産の原因にもなることを知っていていただきたいです。
いい妊娠出産を迎えられるように、妊娠以前から整えておけば、もっとっ出産後の負担を減らせるかもしれませんよ!☆
まとめ
産後のゆがみはどうしても起こってしまうものですが、しっかり対処していけば怖いものでもありません。
放置すれば、肩こり、腰痛、自律神経失調、尿漏れなど様々な症状を引き起こすので、この記事が参考になれば幸いです。
骨盤矯正も全員がするべきものではなく、ゆがみが強い方や身体に症状が出てしまっている方に受けていただきたいものです。
何かわからないことがあれば、近くの助産院や治療院に相談してみるのもいいでしょう。
彦根市の鍼灸マッサージ院である、はり・きゅう・マッサージ院 翔では、鍼灸や骨盤矯正を中心に患者様のお悩みに合わせた施術をオーダーメイドでしていますので、なんでもご相談ください。
助産院NORIKOと提携しておりますので、女性特有のお悩み、子ども特有のお悩み、妊娠、出産、産後のお悩みにも対応いたします。
産後の骨盤矯正についても、随時行っております。
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