【四十肩・五十肩でお悩みの方】五十肩の解説と対策【必見】
こんにちは
はり・きゅう・マッサージ院 翔です(o^―^o)ニコ
今回は、四十肩・五十肩についての解説です。
実際に肩が痛くて、手があげられない方も多いと思います。
肩に痛みがあると、日常生活のあらゆる動作がしにくくなったり、趣味をあきらめなくてはいけなくなったり、大きな影響が出てきます。
しっかり早めに対処して、早く痛みが解消されるように、今回のブログを参考にしていただけると幸いです。
目次
- ○ 四十肩・五十肩とは?
- ○ 四十肩・五十肩と勘違いしやすい病気
- ・肩こり
- ・腱板損傷
- ・石灰沈着性腱板炎
- ・上腕骨二頭筋腱炎
- ○ 四十肩・五十肩の症状の変化
- ・急性期
- ・慢性期
- ・回復期
- ○ 五十肩への対処法
- ・安静
- ・診断をもらう
- ・薬物療法を行う
- ・ゆっくり動かす
- ・マッサージで筋肉をほぐす
- ・鍼灸で治癒力を最大限引き出す
- ○ まとめ
四十肩・五十肩とは?
四十肩・五十肩ってそもそも何なのでしょうか?そんな質問を受けることが多いですが、四十肩・五十肩は俗称で、医学的には『肩関節周囲炎』と呼ばれています。
40~50代に発症しやすく、そのため、四十肩や五十肩と呼ばれるようになりました。
症状は、肩の痛みで手が挙げられなかったり、後ろに回せなくなってしまうなど日常生活にも影響してきます。
ひどいときには、肩がズキズキ痛み、夜も眠れないことがあるほどの症状があります。
痛みが強いため、肩を動かさずにいると関節自体が固まってしまい、症状がなくなった後も動かせない範囲が出来てしまったりするため、しっかりと対策を打って早く解消に向かわせましょう。
四十肩・五十肩と勘違いしやすい病気
肩が痛いから四十肩・五十肩というわけではなく、その他の病気も候補に挙がります。
肩回りの症状は、複雑なものが多く、自分でその病気を特定することは大変難しいため、病院で診断をいただくことをおすすめします。
肩こり
肩こりもひどくなれば痛みが発生し、肩関節の動きも制限がかかります。
完全に動きがなくなることはないので、肩こりを四十肩・五十肩と勘違いすることはほとんどないと思いますが、紹介しておきます。
腱板損傷
は、肩にある腱板という部分が傷ついたり、場合によっては切れてしまい、肩に痛みが生じるものを言います。
大きな衝撃や腕をよく動かした後に起こりやすく、腱板の傷になるので、痛みも強いものが多いです。
腱板損傷の中でも、腱板断裂に関しては、腱板が完全に切れてしまうため、痛みが強く、手も全く上がらなくなります。この場合、いち早く病院にかかる方が良いです。
石灰沈着性腱板炎
石灰沈着性腱板炎は、肩の腱板という部分にリン酸カルシウムが結晶化(石灰化)し、急性の炎症が起こることで痛みが発生する病気です。
初めは、ミルク上の石灰が溜まり、悪化していくと固まっていき、石膏のようにカチカチに固まります。
この石灰の塊が大きくなると、関節への影響も大きくなり、痛みがどんどん増してきます。
レントゲンを撮ると、白い石灰沈着がみられるのも特徴です。
上腕骨二頭筋腱炎
上腕骨二頭筋腱炎は、力こぶを作る筋肉である上腕骨二頭筋の肩関節に近い側の腱が炎症を起こした状態です。
激しい運動や仕事により、腱とそれを支える骨の間に摩擦が起こり、その部分が炎症しだすと痛みが出始め、炎症の大きさで痛みが変化します。
使い過ぎによる炎症がほとんどなので、しっかり休めてあげることで痛みを和らげることも可能です。
四十肩・五十肩の症状の変化
四十肩・五十肩には、『急性期』『慢性期』『回復期』この三つの症状の変化があります。
これを一つずつ解説します。
急性期
痛みがもっとも強い時期のため、疼痛期とも呼ばれます。
肩の重さや違和感を伴い、痛みが発現します。
痛みで筋肉が硬直し、血流が悪くなることでどんどん痛みが悪化し、寝られなくなったり、何もしていないのに痛みが起こり、日常生活を送ることも大変になります。
炎症を抑え、痛みを緩和させる治療が最優先になります。炎症がひどい場合、冷やすことでも多少痛みが抑えられます。
この時、関節内へのステロイド注射も有効です。
慢性期
急性期ほどの痛みは無くなり、何とか肩を動かすことができるようになります。
しかし、この時期は拘縮期とも呼ばれ、関節の可動域が制限されます。
また、急性期の痛みを覚えており動かすことが怖くなり、まったく動かさずに過ごしていると、可動域がどんどん制限され、痛みが完全になくなった後にも後遺症が残ることがあります。
関節を無理のない範囲で動かし、肩を冷やさないようにして、温めなどを行い、関節内の血流を保つことで、解消を少しでも早めておきましょう。
回復期
文字通り、痛みが取れ、肩関節の制限も軽減され、回復していく時期です。
しっかり無理のない範囲で、リハビリを行い、完全に治った後に後遺症を残さないように努めましょう。
回復期に無理をしすぎると、炎症がひどくなり、急性期に戻ってしまったり、別の方の病気が発生したりするため中一が必要です。
五十肩への対処法
五十肩の痛みは、寝れなくなるほど痛いこともあり、「できる限り痛みを軽減したい!」「早く治したい!」と思われるかと思います。
しっかり対策を打ち、痛みを軽減したり、治癒までを早めたりすることを目指しましょう。
安静
『安静』これが一番重要です。
特に力仕事に関しては、四十肩・五十肩を悪化させる原因になります。
痛みが強い時期には、しっかり安静し、肩を休めてあげましょう。
診断をもらう
四十肩・五十肩かと思っていたら全然違う病気だった、こんなこともあります。
直ちに命にかかわるものではないですが、自己判断で放置して取り返しのつかないことになることも少なくありません。
当院でも、少しでも怪しいと思ったもの、まだ診断をもらっていない症状に関しては、お医者様の診断をもらってきてもらうことがあります。
薬物療法を行う
炎症が強く、痛みが強い時期には、消炎鎮痛剤を服用したり、ステロイド剤を整形外科で注射してもらうことも必要です。
少しでも痛みを軽減し、痛みによるストレスを軽減して、他の症状が出るのを押さえましょう。
痛みを軽減したからと言って、四十肩・五十肩が治ったわけではないので、無理をすれば悪化する点には要注意です。
ゆっくり動かす
痛みがある程度落ち着いたら、肩回りが固まってしまわないようにいける範囲まで肩関節を動かし、リハビリを行いましょう。
関節が固まって、動かせる範囲が減ると日常生活も自由に送れなくなり、四十肩・五十肩が無くなった後にも後遺症が残りかねません。
あくまで、無理をせずに自分が動かせる範囲で行いましょう。
くれぐれも早く治そうとしすぎて、動かしすぎないように注意です。
アイロン体操を行うのもおすすめです。
マッサージで筋肉をほぐす
元々肩こりがあったり、痛みで肩こりや肩回りの筋肉が固まってしまっていると、血流が悪くなったり、肩の動く範囲が小さくなり、四十肩・五十肩が悪化する要因がそろってしまいます。
早く痛みを取ったり、悪化を防ぐためには筋肉を柔らかく保つことをおすすめします。
鍼灸で治癒力を最大限引き出す
鍼灸は、マッサージと同じで筋肉をほぐし、血流を良くすることが得意です。
それに加え、鍼灸は治癒力を引き出すことができ、四十肩・五十肩で起こっている炎症や痛みの治癒を早めてくれる効果も期待できます。
私もたくさんの方の四十肩・五十肩を鍼灸で施術してきましたが、多くの方に楽になっていただいているのでお勧めできる対処法に挙げておきます。
まとめ
四十肩・五十肩は、痛みが強く、多くの方がストレスを抱え、痛みと戦う日々を送られます。
命に関わるような病気ではないため、少し軽く見られてしまうのも事実で、しっかりとした治療や対策をされないまま放置され、後遺症を残すこともあります。
早めの対処、早めの治療で身体の負担をできる限り少なく、快適な日常生活を送れるようにしましょう。
彦根市の鍼灸マッサージ院である、はり・きゅう・マッサージ院 翔では、鍼灸や骨盤矯正を中心に患者様のお悩みに合わせた施術をオーダーメイドでしていますので、なんでもご相談ください。
四十肩・五十肩はもちろんの事、助産院NORIKOと提携しておりますので、女性特有のお悩み、子ども特有のお悩み、妊娠、出産、産後のお悩みにも対応いたします。