【冷え性の方必見】冷えの原因と解消法の解説
こんにちは
はり・きゅう・マッサージ院 翔です(o^―^o)ニコ
今回は、冷え性に関しての解説をしていきます。
冷え性は、女性に多く、当院でも相談が多い症状でもありますので、しっかり原因と対策を書いていきます!
目次
- ○ 冷え性って何?
- ○ 冷え性の原因になる病気
- ・低血圧
- ・貧血
- ・膠原病
- ・甲状腺機能低下症
- ・ASO(閉塞性動脈硬化症)
- ○ 冷え性に似た症状が現れる病気
- ・レイノー病
- ・バージャー病
- ・SLE(全身性エリテマトーデス)
- ○ 冷え性の原因
- ・血液循環の悪化
- ・自律神経の乱れ
- ・筋肉量が少ない
- ・女性ホルモンの乱れ
- ○ 冷え性の対策
- ・ビタミンを摂る
- ・運動をする
- ・お風呂に浸かる
- ・無理なダイエットをしない
- ・睡眠をしっかりとる
- ・身体を締め付けない
- ・マッサージなどで筋肉を柔らかくする
- ・なかなか治らないもの、他に症状が出るものは病院へ
- ○ まとめ
冷え性って何?
冷え性は、全身を巡る血液の循環が悪くなり起こる症状の一つです。
外からの冷気によって冷やされると身体は冷えますが、冷えたからと言って冷え性になるわけではありません。
血液は身体中に体温を運ぶ役割がありますので、その役割が阻害された場合に冷え性が起こるわけです。
また、血液は身体中に栄養を運んだり、酸素を運んだり、ホルモンを運んだり、老廃物を回収していますので、循環の悪さは冷えだけでなく様々な症状が出る原因になります。
冷え性の原因になる病気
冷え性は、血液循環が悪くなると起こると解説しましたが、病気が原因になることもあります。
冷え性になる原因になる病気の解説をしていきます。
低血圧
低血圧は、血液を押し流す圧力が低く、全身の血流が悪くなりやすい病気です。
低血圧の方は、血液循環が悪くなりやすいため、倦怠感や動悸があったりめまいや頭痛、肩こり、立ちくらみなど様々な症状が現れます。
冷え性も起こりやすく、なかなか改善されにくい場合が多いのも特徴です。
血圧を上げることが一番の近道とも言えますが、お薬を飲むことや運動をするのも困難な場合もあり、症状を改善できない場合もあります。
貧血
貧血は、血液内の赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなった状態を言います。
立ちくらみや頭痛、めまい、息切れなどの症状が現れます。
単純な貧血であれば、鉄剤やビタミン剤で治ることが多いですが、ガンやがんの治療中も貧血の症状が現れる場合があるため、しっかり身体の検査をしてから症状の対策をしましょう。
膠原病
膠原病は、リウマチなど自己免疫疾患と呼ばれる病気の総称です。
関節のこわばりや腫れ、痛みが特徴で、病気によって症状が変わります。
自身の免疫によって身体が攻撃されてしまうため、その攻撃を押さえる必要があります。
女性に多い疾患なので、男性が膠原病になった場合は見過ごされやすく、症状が長く続くことがあり、その間に症状がひどくなることもあります。
薬物療法が基本になるため、しっかり病気を発見し、早期に治療を始めるのがカギです。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、ノドにある甲状腺という器官から出る甲状腺ホルモンの作用が必要よりも落ちている状態を言います。
甲状腺ホルモンは、新陳代謝に関わっており、作用がうまく働かなければ、代謝が落ちてしまいます。
症状は、無気力や疲労感、むくみ、寒がり、体重増加などが現れます。
血液検査で、ホルモン状態を調べ、甲状腺ホルモンや甲状腺自体に異常がないか調べることで、この病気を発見できます。
ASO(閉塞性動脈硬化症)
ASOは、動脈硬化によって足や手の末梢の血管が細くなったり、詰まってしまったりして循環が悪くなったことをいいます。
主に足に現れることが多く、喫煙が大きなリスクと言われています。
この病気は動脈硬化によって起こるため、その裏には脳血管疾患などの危険な病気が隠れていることがあります。
また、ASOが重症化すると、壊死を起こし、手や足の切断をしなければならない場合があるため、注意が必要です。
冷え性に似た症状が現れる病気
手足の冷えは出るものの、冷え性とは原因が異なる病気があります。
そんな病気の紹介を行っていきます。
レイノー病
レイノー病は、寒さや緊張したりすることで、手足の血管が収縮してしまい、手足の色が白くなってしまう病気です。
冷感やしびれ、痛みを伴うことがあり、短時間(5~20分ほど)で症状は治まります。
この症状は、他の病気を伴っている場合もあり、他の病気が原因の場合はそちらの治療を優先しましょう。
レイノー病だけが起こっている場合は、緊張を避け、手足を冷やさないように気を付けたうえで、かかりつけのお医者様にご相談ください。
バージャー病
バージャー病は、難病指定されている病気で、手足の末梢血管に閉そくが起こり、手足の血液供給が滞る病気です。
ほとんど男性が発症し、全国に7000人程と推計されています。
指の冷感や痺れから始まり、間欠性破行(長く歩くと足が痛くなり少し休むと治まる)、安静痛(じっとしていても痛い)などの症状が現れ、ついには皮膚が潰瘍を起こし、壊死へと進行していきます。
治療は、薬物療法やバイパス手術、高気圧酸素療法、近頃は遺伝子療法や細胞移植療法も行われ始めています。
それでも壊死が進行し、各種治療が無効な場合には、手足の切断となることもあります。
早期診断・早期治療で、進行を抑え切断に至らないようにしていきましょう。
SLE(全身性エリテマトーデス)
SLEも難病指定されている疾患で、全身様々な場所や臓器に多彩な症状を起こす病気です。
原因は今のところ、明らかになっていません。
発熱や全身の倦怠感、関節や皮膚に加えて腎臓、肺、神経などの内臓の様々な症状が起こってきます。
全国に6~10万人程、SLEを発症している方がいると言われており、そのほとんどが女性の患者様です。
発症してしまうと治癒させることは非常に難しく、ステロイド薬や免疫抑制剤にて治療が行われますが、免疫抑制剤で抑えられた免疫によって細菌やウイルスに感染しやすくなってしまい、感染症が死因になることもあります。
冷え性の原因
病気以外での冷え性の原因を解説していきます。
血液循環の悪化
肩こりなどの筋肉のこりがあると、筋肉内の血流やその周りの血流が悪くなり、循環の悪さによる冷えが発生します。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、血管が極端に収縮したり、体温調節機能がうまく働かず、結果的に冷え性になります。
筋肉量が少ない
筋肉量の低下や運動をあまり行っていないと、筋肉の発熱量が少なくなり、身体を温めにくくなってしまいます。
身体の温度を調整するのは主に肝臓ですが、筋肉も代謝を行っており、筋肉の量が少なくなるほど体温が上がりにくく冷え性につながります。
女性ホルモンの乱れ
更年期や生理、ストレスなどにより、血流が悪くなってしまいどうしても冷え性が起こってしまいます。
冷え性の対策
血液循環が原因で起こる冷え性は、食生活や生活習慣を改善するだけで解消する場合があります。
セルフケアで冷えの無い生活を目指しましょう。
ビタミンを摂る
ビタミンEは、末梢血管を開かせ、血行を良くし、女性ホルモンを安定させる。
ビタミンCは、鉄分の吸収を促進。
ビタミンB1は、代謝の促進、自律神経の活性。
人間は、体内でビタミンを作ることができないので、しっかり食事からビタミンを摂り、健康な身体を保ちましょう。
運動をする
運動をすることにより、筋肉を動かし、血液循環を良くしましょう。
そして、運動をするほど筋肉が増えるので、代謝量が上がり、自然と体温が上がります。
お風呂に浸かる
お風呂で、冷えた身体を温め、冷えを長引かせないようにしましょう。
筋肉は温めることでもほぐれます。
あまり熱いお湯に浸かると、むしろ血管が収縮して血液循環が悪くなることがあるので注意です。
無理なダイエットをしない
食事制限などを過度に行うと、必要な栄養が足りなくなったり、筋肉量が少なくなったりすることで、冷えにつながります。
容姿はもちろん大事ですが、無理にダイエットを行えば他のリスクが増えますので、注意して行いましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠をしっかりとることで、ストレスを軽減したり、代謝をあげたり、他の病気になりにくくしておきましょう。
睡眠が健康の要とも言えます。
身体を締め付けない
靴下やシャツなど、身体を締め付けるようなものを身に着けていると、血液循環が悪くなってしまいます。
下肢静脈瘤など理由があって身に着けるもの以外は、気を付けておきましょう。
マッサージなどで筋肉を柔らかくする
しっかり体を柔らかく保ち、血液循環を良い状態にしましょう。
お家でマッサージもよいですが、うまくほぐせなかったりすると思いますので、しっかり体のことをわかっているプロに相談がおすすめです。
なかなか治らないもの、他に症状が出るものは病院へ
自宅ケアしてもなかなか治らないもの、他に症状がいくつか出るものは、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。
まとめ
少し長くなりましたが、冷え性は様々な原因から起こり、そして場合によっては危険な病気も隠れている症状です。
しっかり事前にケアして、重症化しないようにしておきましょう。
冷え性という見過ごされやすい症状を、放置してひどくなる方が一人でも少なくなることを願っています。
彦根市の鍼灸マッサージ院である、はり・きゅう・マッサージ院 翔では、鍼灸や骨盤矯正を中心に患者様のお悩みに合わせた施術をオーダーメイドでしていますので、なんでもご相談ください。
冷え性はもちろんの事、助産院NORIKOと提携しておりますので、女性特有のお悩み、子ども特有のお悩み、妊娠、出産、産後のお悩みにも対応いたします。